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「日米人形交流から考える多文化共生と異文化理解」の第3回授業を実施!!
2026年6月25日(木)、ソーシャルインパクト創出のための多文化共修キャンパス形成支援事業の一環として、岡山大学全学教育科目「日米人形交流から考える多文化共生と異文化理解」)の第3回授業を実施しました。
今回は、バンダイナムコグループ・株式会社メガハウス代表取締役社長の佐藤明宏様を講師としてお迎えし、「日本の強みといわれるアニメやマンガを題材としたフィギュアなど、コンテンツビジネスの現状」をテーマに、2時限にわたるご講義をしていただきました。
株式会社メガハウスは、玩具やフィギュア、ゲームなどの企画・開発・製造・販売を手掛ける企業であり、オセロゲームやルービックキューブの日本国内ライセンスを保有する玩具メーカーとしても広く知られています。
講義では、実際の商品を紹介いただきながら、日本の玩具業界の現状をはじめ、サステナビリティへの取組、インターネット時代におけるアニメビジネスの展開、IPビジネスとライセンス管理、玩具業界が果たす社会的役割など、幅広いテーマについてお話しいただきました。コンテンツ産業の最前線を知ることができる内容は、学生たちの興味・関心を引きつけるだけでなく、将来のキャリアを考える上でも大変示唆に富むものとなりました。
講義の中では、メガハウスの人気シリーズ「るかっぷ」も紹介されました。「Look Up(見上げる)」をもじった名称のとおり、見上げるような視線が特徴のフィギュアですが、この日は学生たちもまさに「るかっぷ」のように講師へ視線を向け、熱心に耳を傾ける姿が印象的でした。
また、多文化共修の視点からも多くの学びがありました。現在、メガハウス本社のある秋葉原は外国人観光客に人気の観光地となっており、フィギュアなどの購入者にも多くの外国人が含まれていること、少子化が進む中でも子どもだけでなく幅広い世代へ商品展開することで市場を拡大していること、さらに海外展開においては、従来重視されてきたローカライズ(現地化)よりも、「日本そのもの」を体験したいという海外ファンのニーズから、日本文化をそのまま発信するスタイルが支持されていることなど、グローバルな視点からコンテンツ産業の現状について学ぶ機会となりました。
講義の合間にはクイズも出題され、日本人学生と留学生が一緒になって考え、交流しながら楽しく学ぶ様子が見られました。
日本のコンテンツ産業の海外売上高は2025年に約6兆円に達し、日本を代表する成長産業の一つとなっています。政府は2033年までに海外売上高を20兆円規模へ拡大する目標を掲げており、その市場規模は日本の基幹産業である自動車産業に匹敵するとされています。今後、岡山大学の学生が卒業後にコンテンツ産業に携わる機会は、ますます増えていくことが期待されます。
また、多くの留学生にとって、日本語学習のきっかけは「日本のアニメやマンガを原語で楽しみたい」という思いであり、それが日本留学へとつながるケースも少なくありません。アニメやマンガ、フィギュアなどのコンテンツは、日本人学生と留学生が共に学び、多文化理解を深める教材として非常に高い教育的価値を有しています。
岡山大学では、今後も企業や業界との連携を深めながら、日本が世界に誇るコンテンツ産業を題材とした特色ある多文化共修を推進し、日本人学生と留学生が互いに学び合う教育の充実を図ってまいります。



